未だ知られていない玉川村がここに!
私たちは福島県玉川村の新発見・再発見を集め
新しいコミュニケーションを発信していきます!
福島空港がある村、玉川村。
福島空港は年間約23万人の人が利用しており、玉川村に降り立っています。
その福島県玉川村で、色々なプロジェクトが動きだしています。
プロジェクト達の目指すゴールは、ユニークな視点で福島県玉川村の魅力を新発見・再発見し伝えていくこと。
そのためにこのWEBサイトでは、玉川村の取り組みを日々発信していきます。
玉川村でで販売するお土産品がリデザインされる過程とその結果、国内外の事業者と手をくんだ新しいアクティビティの開発について、ガイドブックとは異なる玉川村のディープな情報など、玉川村の面白い人・物・景色等多くの魅力を、みなさまにご紹介いたします。
持ち帰って人に伝えたくなるお土産品も、玉川村でしかできない体験情報も、今まで知らなかった玉川村がここにあります。
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2021.03.24
【給食のソフト麺でおなじみ】「くぎや」のうどん・そばギフトセット
昔懐かしい学校給食のソフト麺。玉川村にある「くぎや」は、郡山市や須賀川市など県南地域の学校給食にソフト麺を卸している製麺会社です。今回は、そんな「くぎや」の和紙ギフトセットをご紹介します!
今年で創業142年! 今も昔ながらの製法で
「くぎや」の創業は、なんと明治12年。今年で創業から142年を迎えます。元は金属類を扱うお店でしたが、戦後の戦後の食糧不足から麺に着目し、製麺所へ。東北で最初に製麺機を導入し、麺の食感や味を追求してきました。
今回ご紹介するギフトセットは、「島田うどん・島田よもぎめん・島田そば」の3種。すべて乾麺ですが、茹で上げて一口食べるとその食感に驚くはず。つるりとした喉越しとコシのある食感は、まるで生麺のようです。
その食感を実現しているのは、先代から受け継いだ昔ながらの製法。製麺から乾燥まで機械で行う方が効率は良いのですが、「くぎや」では生地から麺を切り出したあと、3〜4日かけて自然乾燥しています。
しかし、手をかけているのは麺づくりだけではありません。
包装にも、心をこめて
「くぎや」が麺以外にも手をかけているのが、“包装”です。和紙に書かれた商品名は、すべて社長のお姉さんである大内さんが書いたものを印刷しています。
ギフトボックスを開けると、目に飛び込んでくるのが「麺を愛し 麺一筋に生きる 深奥の味わい」という先代の言葉と折り鶴。元々は言葉だけでしたが、「箱を開けた方に笑顔になってほしい」と、15年ほど前から折り鶴も添えるようになったそう。
▲折り鶴は、仕事の合間に毎日30羽ずつ折っているそう。1年に換算すると、その数はなんと1万羽!
外包装も、「襟を正すように」一つひとつ丁寧に、綺麗に、手作業で包装されています。
麺づくりにも、包装にも、一つひとつ手作業で想いを込めて製造している「くぎや」。
大切な方へのギフトや、日頃の感謝を伝えるときなどは、ぜひこのギフトセットをお贈りください。
◯【麺一筋くぎや】島田和紙ギフト2箱セット
(1箱の内容)島田うどん210g×4、島田よもぎめん210g×2、島田そば210g×2
▼詳しくは「ふるさとチョイス(外部サイト)」へ
https://www.furusato-tax.jp/product/detail/07502/4430371
■くぎや
店頭での販売も行っています。
[住所]玉川村大字中字屋敷前35-4
[TEL]0247-57-2026
[営業時間]9:00~18:00
[定休日]不定休
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2021.02.28
お取り寄せにおすすめ! ふわふわ食感でしあわせ広がる「fon」のシフォンケーキ
郡山市や須賀川市のほか、二本松市などからもわざわざ買いにくるほど人気の「cake&cafe fon」のシフォンケーキ。
以前、お店を始めたきっかけや想いを伺ったインタビュー記事(※関連記事をご覧ください)を掲載しましたが、今回はシフォンケーキをはじめfonさんの商品の魅力をたっぷりとお届けしたいと思います。
保存料不使用! ふわふわ食感のヒミツは“メレンゲ”
福島空港から車で約10分。国号118号線沿いの田園地帯に、「cake&cafe fon」はあります。道路沿いに佇むグリーンの看板に誘われて小道に入ると、三角屋根のかわいらしい建物が現れます。
▲道路沿いに佇むグリーンの看板が目印。
▲外観はオレンジ色の三角屋根が特徴のカントリー風。
店内には、ショーケースの奥にイートインスペースも。イートインではカフェメニューのほか、ベーグルサンドやピザといったランチメニューをいただくこともできます。
看板メニューのシフォンケーキは、毎日手づくり。そのため1日につくれる量が限られており、閉店前に完売してしまうこともしばしばです。そんな人気の理由は、何と言ってもふわっふわの食感。じんわりと優しい味が、口いっぱいに広がります。
▲ショーケースから選んだ好きなケーキとドリンクをセットでいただけるシフォンケーキセット(500円)。生クリームも甘すぎないので、甘いのが苦手な人でも最後まで美味しく味わえる。
材料は、卵・牛乳・小麦粉と、とってもシンプル。「ベーキングパウダーなどは入れず、メレンゲだけでふわふわ食感を実現しています。メレンゲを立てすぎず、柔らかくしすぎず、ちょうどいい塩梅がコツなんです」と、店主の須藤さん。この食感にたどり着くまで、なんと3〜4年の間、毎日試作を繰り返したのだそうです。
▲店内は明るく、心地良い空間が広がる。
手頃な価格だから、全種類買う人も
ショーケースには、毎日10種類のシフォンケーキが並びます。味は「プレーン」や「バナナ」といった定番のものから、「ゆず」「みたらし」「りんご」など季節限定のものまで幅広いラインナップ。新商品は、須藤さんや従業員の方々からのアイデア以外に、お客さんからのリクエストから生まれることもあるそう。
▲この日お邪魔したのは、夕方4時すぎ。取材中も多くのお客さんが訪れ、すぐに完売してしまった。
驚きなのは、その価格。なんとどの味でも、シフォンケーキは1個200円で販売されています。「遠くからいらっしゃった方は、全種類買っていく方も多いですね。それでも、2,000円だから。帰って、家族みんなで食べてくれたりするようで、嬉しいですね」
▲商品を入れてくれる紙袋はシンプルなデザイン。手頃な価格なので、手土産にもぴったり。
実は、“ベーグル”も人気メニュー
シフォンケーキの他に人気なのが「ベーグルサンド」。ベーグルというと硬い食感のイメージがありますが、fonさんのベーグルは硬すぎず柔らかすぎない、ほどよい硬さが特徴です。
▲ドリンク付きのベーグルサンドセット(650円)。写真は、「生ハムとトマトのサンド」。
ベーグルサンド(カフェメニュー)は、「生ハムとトマト」「エビとタルタルソース」「甘辛チキンとタルタルソース」の3種類。一度トースターで焼いてから具材をはさむので、食感は変わらないまま最後までおいしくいただけます。
美しい玉川村の田園風景を望みながら、ほっとひと息ついて
シフォンケーキやベーグルのおいしさもさることながら、「cafe&cake fon」の心地よい雰囲気も、多くの人に親しまれている理由のひとつ。少し高台にある店舗から見えるのは、玉川村ののどかな風景。時間がゆったり、のんびり、流れていきます。
▲陽の光がたっぷりと注ぐ、明るい店内。
▲インテリアも優しい雰囲気で、癒される。
▲時間があえば、水郡線が走る姿も見える。コトコトゆっくり走る姿が、とてもかわいい。
「玉川村のいいところは、やっぱり自然が多いところ。農村の風景を見ながら、ゆっくりしてもらえたら嬉しいですね」と須藤さん。
やさしい味わいのシフォンケーキをいただきながら、至福のひとときを過ごせる「cake&cafe fon」。
玉川村を訪れた際には、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
◯お取り寄せは、ふるさと納税で
「美味しそうだけど、なかなか福島まで行けない…」という方には、ふるさと納税がおすすめ。fonさんの手作りシフォンケーキ14種を、返礼品として購入することができます。
【セット内容】
プレーン・バナナ・キャラメル・抹茶・ブルーベリー・紅茶・オレンジ・大納言・メープル・ラムレーズン・マロン・チョコ・コーヒー・黒糖の14種各1個ずつ。
cake&cafe fon
[住所]玉川村川辺池下154
[営業時間]10:30〜18:00(ランチ11:00〜14:00)
[定休日]毎週月曜、第二火曜
[TEL]0247-57-4422
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2021.01.15
玉川村産 有精卵(ふるさと納税)
受精卵の規格外品。
自然豊かな農村の鶏舎の中で放し飼いで自由に育ち、
厳選されたミネラル豊富な高価な飼料と地下水を与え、
ストレスを極力抑えた中で、健康・元気な鶏に育てました。
通常の卵より栄養価満点で、
フレッシュで濃厚な卵なので、卵かけごはんなどの生食にもおすすめです!
通常の卵黄が1つの卵の他に、
受精卵の規格外品の中で稀に生まれることがある、
『双子の卵』もご用意しております。
黄身好きの方にはたまらない一品です。
それぞれ5kg、10kgからお選び頂けます。
大容量かつ、コクと旨味がある卵なので、
お菓子作りにもぴったり!
事業者:福島エンヤ
詳細はふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」へ
【ふるさとチョイス】(外部サイト)
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2021.03.23
【開催中】乙字ヶ滝ライトアップ
乙字ヶ滝は「日本の滝100選」にも選定されている阿武隈川でも唯一の滝です。
春になると桜を楽しむ人が集まる乙字ヶ滝で、ライトアップが始まりました!
夜桜と滝を楽しんでもらおうと、今年初めての試みになります。
初日となる3月19日にはたくさんの人で賑わいました。
5月9日まで、毎日午後6時~午後9時で行われます。
ランタンの灯りが幻想的なライトアップに、ぜひ足を運んでみてくださいね!
日時:2021年03月19日(金)~2021年05月09日(日) 18時~21時
場所: 乙字ケ滝公園(玉川村大字竜崎字滝山)
アクセス:あぶくま高原道路玉川ICから車で7分
問い合わせ先:玉川村役場 産業振興課(0247-57-4629)
https://www.vill.tamakawa.fukushima.jp/information/info1/002359.php
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2021.02.28
雨の日も雪の日もOK! 全天候型フットサル場「クックドームたまかわ」
2016年に福島県玉川村にオープンした屋根付き広場「クックドームたまかわ」。村民だけでなく郡山市や石川町など近隣市町からも利用客が訪れています。今回は、そんな「クックドーム たまかわ」の魅力をたっぷりとご紹介します!
フットサル以外に、ドッヂボールやクライミングウォールも!
「クックドームたまかわ」があるのは、玉川村公民館・たまかわ文化体育館の隣。駐車場はたっぷりとあります。
▲屋根には玉川村のマスコット「クックちゃん」が描かれています。
▲左奥に見えるのが玉川村公民館・たまかわ文化体育館。右側が「クックドームたまかわ」です。
コートは人工芝で、フットサルコートが2面、ドッヂボールコートが1面。そのほか、壁にはちょっとしたクライミングウォールも。様々なスポーツが楽しめます。
天候に左右されることなく利用できるとあって、2016年のオープン以来、村民だけでなく近隣市町村のスポ少や社会人サークルなどに利用されているのだそう。
▲ドーム型の屋根で、開放感たっぷり。
▲「クックドームたまかわ」で開催された、タグラグビーの様子。
▲昨年開催したウォーキングイベントの様子。
水飲み場や自販機も完備! 奥には公園も
施設横には、水飲み場・トイレ・自販機2台が完備。ベンチも所々に置かれており、休憩時間もゆったりと過ごせます。
▲少し歩くとすぐ、水飲み場があります。
▲トイレは男性・女性・多目的トイレを完備。
▲自販機が2台あるのも嬉しいですね。
敷地内には「こどもの駅」という公園も。乙字ヶ滝をイメージしたスライダーや東野の清流をイメージしたネットトンネルなど、玉川ならではのデザインが施された9つもの遊具が子どもたちを迎えてくれます。
演奏会やお祭りなどイベントでの利用も
実は「クックドーム たまかわ」はスポーツでの利用のほかに、演奏会やお祭りなどのイベントにも利用されています。隣に屋根付きステージがあり、人工芝に座ってステージでの発表を楽しむことができ、夏には村民が集まって花火を楽しんだことも。
▲隣接するステージも屋根付き。
▲たまかわ産業まつりの様子。
換気などを気にせず開催できるので、コロナ禍の今にはぴったりですね。
村民は無料! 村外の方でも1時間500円とリーズナブル
気になる利用料はとってもリーズナブル。村民は無料(ナイターの場合は照明料がかかります)で、村外の方でも1時間500円〜利用できます。詳しくは、下記情報をご覧ください。
コート全面を利用する際は予約が必要ですが、他グループと譲り合って半面を利用するときは予約なしでも使えるそう。
天候に左右されず、スポーツにもイベントにも使用できる「クックドームたまかわ」。ぜひ、利用してみてくださいね。
■クックドームたまかわ
【コート面積】1,000㎡(40m×25m)
[住所]福島県石川郡玉川村小高大谷地13−3
[利用時間]8:00〜21:00
[休業日]月曜日
[利用可能種目]フットサル1面・ドッヂボール1面・クライミングウォール
[利用料金]
◯1時間(6:00〜21:00)…500円
◯1日(8:00〜17:00)…4,000円
◯半日(8:00〜12:00 / 12:00〜17:00)…2,000円
◯朝(6:00〜8:00)…1,000円
◯夕方(17:00〜19:00)…1,000円
◯夜間(19:00〜21:00)…1,000円
◯夜間照明使用量(30分あたり)…200円
※専有使用(団体)の場合は事前に申し込み
団体利用は申請が必要となります。詳しくは玉川村公民館へお問い合わせください。
[申し込み・問合せ先]
玉川村公民館(たまかわ文化体育館内)
TEL:0247-57-4632
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2021.01.15
やっちゃ小屋
毎年1月中旬に、山小屋地区で古くから伝わる
正月の伝統行事「やっちゃ小屋」が今年も行われました!
新年早々、地区の子供たちが藁や竹などを持ち寄り、
小屋づくりを始めます。
当日地区の大人たちがこの小屋に祝金を持って訪れると、
子供たちから焼き餅や甘酒等の嬉しい振るまいが!
賑わいが最高潮に達するころ、
小屋と一緒に正月のしめ飾りや門松が燃やされ
1年の無病息災と五穀豊穣を願います。
しめ飾りや門松を小屋の屋根に載せ…
人がいないことを確認して火を付けます。
燃え上がるまでは、わずか数分…
あっという間に燃え上がります!
どんと焼きと同様、正月飾りやお守りなどを燃やす火祭りですが、
こちらはまず小屋を作り、小屋で子供たちが振舞いをし、
小屋と一緒にしめ飾りやお守りを燃やします。
小屋作りから子供たちが中心となって行う
冬の間の数少ない楽しみのひとつ。
風情あるこの行事が
これからも続いていってほしいですね。
『やっちゃ小屋』
場所:玉川村大字山小屋地区
開催時期:例年、小正月の時期
※2021年は新型コロナウィルスの対策を
万全に行ったうえで、1月9日に開催しました。
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2021.04.12
【デカ盛り!】地元の人に愛される洋食店「独留馳(どるちぇ)」
玉川村のデカ盛りで有名なお店<独留馳(どるちぇ)>をご存知ですか?
須賀川市方面から石川町方面へと118号線を走ると、右手に見えてくる三角屋根の建物が<独留馳>です。その可愛らしい外観とは裏腹に、総重量600g以上の「ハンバーグスパゲッティ」など大盛りで懐かしい味わいのメニューが大人気! その人気ぶりは、須賀川市や郡山市といった近隣市町村だけでなく、いわき市や茨城県からもお客さんが訪れるほどです。
今回はそんな<独留馳>の魅力を、たっぷりとご紹介します!
ハンバーグとスパゲッティだけで、総重量は600g超え?!
<独留馳>の人気No.1メニューが「ハンバーグスパゲッティ(税込1,100円)」。熱々の鉄板の上に大きなハンバーグと大盛りのスパゲッティがぎゅうぎゅうに乗っています。
ハンバーグは牛肉100%。ナイフを入れると、じゅわ~っと溢れる肉汁が甘辛いソースと絡み、どんどんご飯が進みます。これだけでも十分満足なのに、横に目をやると大盛りのスパゲッティ! トマトケチャップと塩・胡椒だけで味付けされた懐かしい味わいに、どこかほっとします。
写真だけでは伝わらないかもしれませんが、ハンバーグは250g、スパゲッティは350g以上と、総重量は600g超え! 2つの味を楽しめて、このボリューム。人気No.1なのも頷けます。
No.2「焼肉定食」、No.3「鳥から揚げ定食」もボリューミー!
人気No.2メニューは「焼肉定食(税込1,100円)」。メニュー名だけを見ると一見ふつうの定食に思えますが、運ばれてきたのはまさかの“あんかけ”! 鉄板で焼いているからでしょうか、ひとくち頬張ると香ばしく、あまじょっぱいあんかけとの相性が抜群。最後まで熱々のまま、いただけます。
▲珍しい「あんかけ」の焼肉定食は、先代が考案したもの。
「鳥から揚げ定食」は人気No.3のメニュー。表面はサクっと香ばしく揚げられており、中はぷりぷりでジューシー。1つひとつ大ぶりのから揚げが8~9個もついてくるので、から揚げ好きにはたまりません。
▲人気No.3の「鳥から揚げ定食」(税込1,100円)。
定食についてくるのは、ご飯・味噌汁・お新香。お米は、玉川村で40年以上農家を営み皇室献上米を生産している農家・小針さんから仕入れているもの。店主の高橋さん曰く「冷めてもおいしい」ご飯は、どんぶりほどある茶碗いっぱいに盛り付けられています。
▲2つのお新香が、ボリューミーなおかずの箸休めにちょうど良い。
おかずも、ご飯も、ぜんぶが美味しい。だから、どんどん箸が進んでしまいます
先代の味を受け継いでいく
<独留馳>がオープンしたのは、約40年ほど前のこと。
「店自体はおふくろが立ち上げたんですけど、切り盛りしていたのはばあちゃん。当時、この辺りにはレストランがなくて、ハイカラな名前にしようっていうので“独留馳(どるちぇ)”って名前にしたみたいです。字ですか?もちろん当て字です(笑)」(店主・高橋さん)
▲懐かしい雰囲気の外観。手前と横に駐車場があります。
20代半ば頃まで店を手伝っていた高橋さんですが、26歳のとき社会勉強のために別の仕事に就きました。
「それから3〜4年ほどしたとき、ばあちゃんが倒れて。駆けつけると、自分がもう長くないってわかってたんでしょうね。『この店のことは任せたから』って言われたんです。実はその時点で、いったん店は閉じていて。俺も数年のブランクがあったので、味やつくり方を思い出し思い出し、なんとか再オープンしました」
▲店先に置いてある看板は、年季が入っています。
元々、常連の多い<独留馳>。再オープン当初は、受け入れてもらえるかどうか不安な毎日だったそうです。
▲40年来のテーブルは、大工をしていた高橋さんの祖父のお弟子さんがつくったもの。
▲天板は、消臭・抗菌効果のある銅板。「飲食店だから銅板の方がよい」というお弟子さんの計らいだとか。
店を引き継いで4年。その間、バリアフリーに改装するなどしましたが、先代の味は一切変えていません。
「食材だったりつくり方だったり、こだわっているところはあるけど、美味しいかどうかは結局、お客さんが決めることですから。うちとしては、来ていただければうれしい。1回、2回と回数を重ねてくれたら尚更。……でも、やっぱり『味変わってないね』って言われるのが、一番、うれしいっすね」
先代の味を受け継ぎ、その圧倒的な量と美味しさで元気をくれる<独留馳>。
玉川村にお越しの際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
■ 独留馳(どるちぇ)
[ 住所 ]福島県石川郡玉川村大字川辺字武道388
[営業時間]ランチ 11:00〜14:00(L.O.13:45)、ディナー 17:00〜20:00(L.O.19:45)
[定休日]水曜日
[そのほか]飲み物はドリンクバー。お子様用の椅子もあり。男性客が多いかと思いきや、男性と女性の割合は半々くらいだそう。
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2021.02.28
旧須釜中学校にオープン! 買い物困難者に“おしゃれ”を届ける「ひつじ百貨店」
2040年、医療の進歩などにより、日本の総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は35.5%に達すると言われています。そんな中、社会課題のひとつとされているのが「買い物困難者」。小売店の廃業や免許返納などで買い物に行けず、日常生活に不便を感じる方々のことです。
そんな買い物が難しい方のために、洋服や日用品を販売しているのが「ひつじ百貨店」です。なぜ「ひつじ百貨店」を立ち上げたの? どんな想いで運営しているの?などなど、代表の関根祐嗣さんにお話を伺いました。
高齢者がおしゃれを楽しんだって、いいじゃない
――まず、なぜ「ひつじ百貨店」を始めることになったのでしょうか?
関根さん:行政や社会福祉協議会、村民代表の方々などが参加し、子どもから高齢者まで、住み慣れた玉川村で安心して暮らしてもらうために“どんな生活支援やサービスを行ったらよいか”を話し合う「もちもたの会」がきっかけです。当時、私は社会福祉協議会の職員として参加していました。話し合いをするうちに、「買い物が難しい高齢者の方々を手助けしたい! 自分でやろう!」と熱い気持ちが芽生えて、「ひつじ百貨店」を起業することにしたんです。
▲代表の関根さん。他2名のスタッフと共に運営している。
――そういう経緯だったんですね。でも、なぜ、洋服や日用品の販売だったんですか?
関根さん:食料品の訪問販売は、すでに大手をはじめ色々なところでやっていますよね。でも、洋服や日用品の訪問販売ってないなぁと思って。特に洋服は、だいたい家族が買ってきてくれたものを着る方が多いんです。
でも、訪問販売があれば、自分で好きなものを見て選んでいただける。「高齢者がおしゃれを楽しんだっていいじゃない」という想いで、洋服や日用品を扱うことにしました。
関根さん:2020年3月の開業当初は、福祉施設などに出向いて販売を行っていました。みなさん、とても楽しそうに買い物をしてくださって、好評でした。でも、その後、新型コロナウイルス感染拡大によって、施設に出入りすることが難しくなってしまって。
▲アルコールやマスク、おむつなどの日用品・介護用品も販売している。
関根さん:とはいえ、洋服を仕入れてしまっていたので、何とかしないといけない。そこで、村内の公民館や集会所で販売したり、インターネットの販売をはじめたりしました。ただ、やはり私たちが手助けしたいのは公民館や集会所へも自力で足を運べない方々。
本当に手助けしたい方に、サービスを届けられない……。そんな葛藤を抱いていたとき、役場の方からここ(コワーキングスペースたまかわ)の話を伺い、実店舗をオープンすることにしました。
▲旧須釜中学校にオープンした店舗の入り口。中を覗くと「どうぞ、見ていってください」と関根さんが優しく声をかけてくれる。
ただ“買う”だけじゃない、“交流の場”にしたい
――ここは、元々なんの教室だったんですか?
関根さん: ここは、美術室だったんですよ。最初入った時は、黒板もあったし、油絵具があちこちにあって、どんな店舗になるかイメージがつきませんでしたね(笑)。ただ、備品は使って良いとのことだったので、図書室のカウンターを持ってきたり、家庭科室から試着室を持ってきたりして、なんとか形になりました。正月中もずっと壁を塗っていましたよ(笑)。
▲アクセサリー入れには「数学科」の文字。
――この場所(取材に使わせていただいたテーブル)は、交流スペースですか?
関根さん: そうです。なんかこう、休まる空間にしたいなぁ、と思ったんですよね。買い物に行けないおばあちゃんから連絡もらって、お迎えに行ってここに連れてきて、「さぁ買ってちょうだい」っていうのは、違うなと思って。せっかくここに来たなら、近隣の人たちとおしゃべりすれば生活にハリが生まれると思うんですよ。
▲交流スペースのテーブルも、旧須釜中学校の備品。所々刻まれているキズが、どこか懐かしい。
関根さん: 買い物に行けない方って、自分の家の庭先まで、とか、もっと行けたとしても隣の家くらい、なんていう人も多い。交流する人も、限られてきます。そういった中で、ここに来ていつものコミュニティとはまた違う人たちと交流をして、心休まる場所になってくれたらなぁ、と思っています。
▲店舗を訪れたお客さんには「コーヒーいかがですか?」と声をかけるようにしてるそう。
若者と高齢者が、いっしょに集える場に
――今後、こんなことがしたいなぁと思っていることはありますか?
関根さん: この場所(コワーキングスペースたまかわ)は年代関係なく様々な人が訪れるので、実店舗をオープンするにあたって若者向けの古着も扱うようになりました。少しずつですが、若い方も訪れるようになっています。
▲有名ブランドの洋服も取り扱っている。
関根さん: 古着屋さんって、あまり高齢者向けの服は取り扱っていませんよね。一方で、婦人服や高齢者向けの洋服を扱っているお店には、若者向けの古着はない。うちは、両方が置いてあります。
▲高齢者が歩きやすいシューズも販売。
関根さん: たとえば、お孫さんがおばあちゃんを車に乗せて連れてきてくれて、「これどうかな?」「あっちも似合いそう」なんて買い物を楽しむことができるんです。そんな環境って、あんまりないんじゃないかなぁと。仕入れる服や発信を工夫して、世代を超えていっしょに買い物を楽しんでもらうような場所にしていけたらな、と思っています。
■ひつじ百貨店
[住所]石川郡玉川村南須釜奥平290 コワーキングスペースたまかわ1F(旧須釜中学校)
[TEL]090-9030-4498
[HP]https://hitsujihyakkaten.jimdofree.com/
[Instagram]https://www.instagram.com/hitsujihyakkaten/
[取り扱い商品]紳士・婦人向け衣料品、高齢者向け衣料品、日用品、介護用品、古着、雑貨・季節商品など
[事業内容]店舗販売、イベント販売、訪問販売、EC販売
[サービス]
◯お客様送迎サービス
お買い物を希望するお客様を自宅から往復無料送迎。自力で外出することが困難な方におすすめです。
◯無料配送サービス
当店やイベント等で商品をお買い求めいただき、運搬が難しい場合は無料で届けてもらえます。
◯交流スペース提供
地域のみなさんが気兼ねなく時間を過ごし、交流していただける場として、ひつじ百貨店の店舗を提供。
◯お買い物アドバイス
介護関連の資格を持つ販売員が常駐しているので、ご希望の方に衣類選びや介護のアドバイスを行います。
※サービスの詳細等は、ひつじ百貨店へお問い合わせください。
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2021.01.26
多様な働き方をバックアップ「コワーキングスペースたまかわ」
昨年閉校になった旧須釜中学校を活用して、
新しく「コワーキングスペースたまかわ」として生まれ変わります。
現在は、本格的なオープンに向けて実証実験の最中だそう。
「コワーキングスペースたまかわ」の
立ち上げから携わっている運営の宇都さんにお話しを伺いました。
(運営の廣川さん(左)、宇都さん(右))
-まず「コワーキングスペースたまかわ」の
施設内容について教えてください。
宇都さん:
企業のリモートオフィスや個人事業主のオフィスとして、
また学生の自習スペースとして使用できる
フリーのオフィススペースがメインになります。
元中学校の校舎を活かして、
音楽室で楽器の練習や技術室で資格試験の作業をしたり
家庭科室で調理し商材写真を撮影をされる方もいます。
-たしかに、オフィス利用だけでなく、
楽器の演奏や作業スペースとしての需要はありそうですね。
宇都さん:そうですね、ご要望があればお貸し出来ます。
動画や写真の編集のワークショップを開かれる方もいます。
-ワークショップをするのにも広いし機材もあって便利ですね!
-いま、コワーキングスペースが増えてきてると思いますが、
「コワーキングスペースたまかわ」の特徴は何でしょうか?
宇都さん:コタツがあるので、そこで過ごすことも出来ますし、
お子様やペットの同伴も可能です。
また授乳室や個室も完備しています。
-お子さんが小さかったり、ペットを飼っている方にはうれしいですね!
こたつでのんびり作業するのもいいですね…
-他には何かありますか?
宇都さん:元の校舎の設計が良く、中庭もあるので
気分転換に外を出たり、歩いたりも出来るんですよ。
-たしかに中庭やロビーの雰囲気がいいですよね。
仕事の合間にリフレッシュが出来て、
過ごしやすい空間で仕事が捗りそうです!
宇都さん:しばらく無料で利用することができるので※、
新しい形のオフィスとして使っていただければと思います。
空いていれば、予約なしで窓口でも受付出来るそうです。
のびのびとした雰囲気の中で
リモートワークやワーケーションをしてみませんか?
※2021年3月31日までの予定ですが、延長の可能性あり。
アンケートをして頂ける方が対象となります。
『コワーキングスペースたまかわ』
〒963-6302
福島県⽯川郡⽟川村⼤字南須釜奥平290
(旧須釜中学校)
(あぶくま高原道路・福島空港I.C出口から6分)
お問い合わせ・ご相談はこちらから︓
TEL:0247-57-2104
E-mail:coworkingtamakawa@gmail.com
予約サイト︓https://airrsv.net/coworking-tamakawa/calendar
【営業時間】
8:30〜17:15【休館⽇】
1⽉〜3⽉ ⽉曜⽇及び⽕曜⽇ 祝⽇Wi-fi完備/プリンター無料/
中庭テラス席でネット利用可/席の間に飛沫防止パネル有/
ロッカー有/授乳室有/個室有/
お茶・コーヒー(有料)/飲料持ち込み可/
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2021.02.28
移動型宿泊施設「トレーラーハウス」を体験!
いよいよ2021年夏にオープンする、たまかわ観光交流施設「森の駅 yodge(ヨッジ)」。旧四辻分校をリニューアルしたyodgeの校庭には、宿泊型トレーラーハウスが設置されます。
本オープンに先立ち、トレーラーハウスのモニター宿泊を行いました。今回は、トレーラーハウスの簡単な紹介とモニターの感想をお届けします。
「木と白」がコンセプトの、やさしい空間
トレーラーハウスとは、車で牽引できる住まいのことを指します。つまり、“移動できる住まい”。現在トレーラーハウスがある場所から、夏には「森の駅 Yodge」へと移動する予定です。
トレーラーハウスのコンセプトは、“木と白”。森林に囲まれた四辻地区の里山の風景になじむよう、デザインされたそうです。使用しているのは、四辻地区に自生する栗材。屋内にいながら、玉川村の自然を感じられますね。
▲間取りは1R。ロフトと下段にそれぞれ2つ、計4つのベッドが配されており、4人まで宿泊することができます。
▲無垢の床。歩くたびに優しい温もりに癒されます。
IH・電子レンジ・冷蔵庫をはじめ、ケトルやトースターも。電化製品はバルミューダや無印良品で揃えられています。また、トイレとバスルームも白で統一され、清潔感のある空間となっています。
“隠れ家や秘密基地みたい!”
今回、モニター宿泊に参加したのは鏡石在住のお子様2人がいらしゃる4人家族。食事などの提供はなく、シンプルにトレーラーハウスに泊まっていただきました。
感想を伺うと、「コロナで外泊が久しぶりだったので、子どもたちも楽しく過ごせました。特に、子どもたちはロフトベッドに大喜び! こじんまりとした空間で、隠れ家や秘密基地のようなので子供が喜ぶ空間だなと思いました。インテリアも凝っていて、非日常的な空間で、エンターテインメント的に楽しめました」とご満足いただけた様子でした。
玉川村は、東京から車で約3時間。夏休みや紅葉シーズンに、家族や友人とトレーラーハウスに宿泊し、東野の清流や乙字ヶ滝などの自然を楽しむのにぴったりです。
本オープンは「森の駅 Yodge」と同じ初夏を予定しています。宿泊方法や価格などの詳細は、追ってご報告します。どうぞ、お楽しみに!
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2021.01.29
玉川村観光マップが出来ました!
今までなかった「玉川村観光マップ」が出来ました!
キャッチフレーズは「PLAY たまかわ」
これから「森の駅yodge」のオープンに合わせて
玉川村で体験できる新しい遊びを提供していきます!
では、さっそくマップの紹介です!
表紙は「東野の清流」の清流ウォーク時の写真です。
清流沿いの遊歩道をゆっくり歩きながら、ガイドさんのお話しも新たな発見があって
みなさん楽しんでる様子を表紙にしてみました。
表紙を開くと玉川村の紹介に「森の駅yodge」、現在進められている「かわまちづくり」について、
もう片面には石川郡全域のマップとお買い物や食事に便利な施設一覧!
観音開きを開くと…
玉川村全域のマップに、玉川村の観光スポットを紹介!
玉川村で出来るアクティビティの数々…
玉川村役場のほか、夏にオープンする「森の駅yodge」、玉川村近郊の道の駅やコンビニなどに随時設置する予定です。
ぜひ手に取って、玉川村の新しい楽しみを発見して玉川村観光のお供にしてくださいね!
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2020.12.29
玉川村あおぞらマルシェ
コロナウィルス感染拡大に伴い、
玉川村でも多くのイベントが中止となった2020年。
玉川村や近隣の商業を盛り上げたい!という想いから、
感染防止対策を万全とした食のイベント『玉川村あおぞらマルシェ』を
12月26日(土)27日(日)にマーヴェラス末広で開催しました!
会場はメイン会場を屋外、サブ会場に屋内を使用し、
玉川村キッチンカーや村内外の事業者が出店。
屋外、屋内店舗合わせて11店舗の出店となりました!
朝は雪がちらつく年末でしたが、
イベント開催中にはお日様やあおぞらも顔を出し、
来場されたお客様は、食事や買い物を楽しんでいました。
また、玉川村の3台目のキッチンカーとなる
『SHIRO MARIMO COFFEE』がオープン!
スペシャリティコーヒーのオリジナルブレンド豆を使用して
一杯ずつ丁寧に抽出してくれます。
今回、コロナウィルス感染防止対策として、
入場時に「検温・消毒の徹底」、「連絡先記入」を行い、
現金の受け渡しを減らすため、「チケット制」を導入。
飲食用テーブルの除菌、ごみの回収を定期的に行いました。
イベント周知範囲を玉川村近隣と最小限にしていましたが、
2日間で800人と多くの方が足を運んでくださいました!
このような社会情勢ですが、状況を考慮しながら
今後もイベントを開催していく予定です。