福島県 玉川村で出会う、イロイロなコト。

玉川村の”元気”をとどけたい「玉川村生産物直売所 こぶしの里」

2020.07.14

玉川村の採れたて野菜や果物などを販売し地域を盛り上げる「こぶしの里」穂積所長にインタビューしました。

 

-お店を始めたきっかけを教えてください。

もともとは「玉川村生産物直売所(こぶしの里センター)」として平成8年3月に立上げました。新農村地域定住促進対策事業の一環で、農業収入を上げようという試みです。
そこから、更なる地域農業振興を図るために、平成14年10月4日に、玉川村・あぶくま石川農業協同組合・玉川村商工会・生産者さんからの出資により法人化をしまして、「株式会社こぶしの里」として新たにスタートを切りました。
じつは直売所のほうが道の駅より先にできたんですよ。

 

-穂積所長の略歴をお聞かせください。

以前は泉崎村商工会に勤務していました。平成4年に玉川村商工会経営指導員として異動してきて、平成14年のこぶしの里法人化に伴って取締役所長に就任しました。平成18年からは道の駅たまかわの駅長も兼務しています。

 

-お仕事にかける思いを教えてください。

玉川村をはじめとした、福島県の農家さんたちが元気になれるよう、地域の活性化・販路拡大に努めています。
お客さんの82%は村外の方で、うち18%が石川郡内の方。県内ですと(郡山・福島・いわきなど)20~30㎞圏内のところの人がよく訪れてくれています。
美味しいものがたくさんありますから、もっといろんな方にお届けできるようにしていきたいですね。

 

-こぶしの里の強みはなんですか?

やはり、地域特有の珍しいものや、セット野菜の販売、加工品・六次化商品などの商品展開力でしょうか。
ただ「珍しいよ、おいしいよ」と言って売るだけでなく、消費者のニーズに合わせた商品にすることも心がけています。
おいしさ・鮮度・安全感・安心感・価格・健康志向・ストーリー性・見た目・調理しやすさ…お客さんの求めているどれかに当てはまれば、手にとってもらえる機会も増えるんじゃないかと思います。
令和元年度の「レジを通ってくれたお客さん数」は15万人越なんですよ。来場者数はその1.5倍ですが、それだけの割合の人たちが商品を買っていってくれたということは、やはり嬉しいことですよね。

 

-今後の展望を聞かせてください。

観光客はもちろんですが、居住者・移住者の受け入れ体制の強化にも力を入れていきたいところです。
住環境を整え、住みよい村であることをもっと知ってもらいたい。
観光の面では、観光農園・果樹園などの活性化をして、農産物を目当てに訪れてもらえたらと思っています。

 


株式会社こぶしの里

住所:福島県石川郡玉川村大字岩法寺宮ノ前140-2

販売商品:玉川村産季節の新鮮野菜、特産品(さるなしドリンク・さるなし100%ジュース・さるなしジャム)、阿武隈の手打ちそば など