福島県 玉川村で出会う、イロイロなコト。

清流ウォークガイド研修

2020.10.27

 10月18日に周辺散策コースのガイドになることを検討していただける方を対象に

森の案内人の三浦豊さんを講師に迎え研修会を行いました。

 

全国何か所もの森をガイドされている三浦さん。

どんなガイドをされるのか期待が高まります。

午前中は東野の清流からスタートです!

 

 

東野の清流でのガイドの様子

説明するときは広いスペースで行うのが原則とのことで、

橋を渡った先の広場で「木々の成り立ち」や「生き抜くための葉のつけ方」

など木にまつわる話をしていただきました。

実際に木の様子を見ながらだと、木の生き様がよく分かります。

 

 

切り株の上は衛生的で苔や木の赤ちゃんが育ちやすい環境にあり、

生存競争が激しい森の中で、小さいながらも芽をつけて

育っていっている木々が愛おしく感じますね。

 

 

この日は大平の滝の手前がゴールで、

その手前にあるイヌブナについて教えて頂きました!

豊かな土地の証だというイヌブナの木。

ひこばえが出て株立ちになっています。

 

 

旧四辻分校周辺でのガイドの様子

他の地域では野生のシカに食べられてしまう野草。

分校周辺の種類の豊富さに驚かれていました。

諏訪神社までの道すがらには大きいケヤキの木が!

言われてみればとても大きく神々しさが漂います。

 

諏訪神社の大きな松の木。

昔は生命力の象徴で、神社仏閣というとよく植えられていたそうです。

境内には常緑樹のヒバの木が多く植えられていました。

 

分校周辺のガイドはさるなしの圃場がゴール。

玉川村特産さるなしは生育に水が必要な果樹なので、

ちょうど谷合いの水が流れてくる地形に位置してます。

途中小さな広場にあった見事なしだれ桜。

こちらも散策途中で立ち寄るにはいいスポットだそうです。

 

 

 

座学の様子

ガイドとしての心得や注意することなど自身の経験を基に

約1時間講義して頂きました。

三浦さんご自身は、

「ガイドツアーでは一方的に話すだけでなく、相互コミュニケーションが大事」

とのことで、お客さんからの質問をしやすい雰囲気づくりを心掛けておられるそうです。

参加者の方の質問にも真剣に、時に楽しく答えてくださいました。

 

 

四季ごとの美しく景色と気持ちの良い東野の清流。

里山の良さを今も残す旧四辻分校周辺。

今後は今回参加して頂いた方々に、

旧四辻分校周辺、東野の清流のガイドとして活動して頂く予定となっております。

森の案内人さんのガイドによる清流ウォークをお楽しみに!